むずむず脚症候群とは

睡眠障害を起こす原因となる症状のひとつに
むずむず脚症候群」というものがあります。

 

眠りかけているときに、
主にふくらはぎのあたりに虫が這うような深いな感覚があり、
脚を動かさずにはいられなくなる症状です。

 

この不快感は脚を動かせば解消されますが、
ずっと脚を動かしておかなければ「むずむず感」を感じてしまいます。

 

眠りに落ちそうな時に不快な感覚に襲われ、
脚を動かし続けなければ解消されないため、不眠になってしまいます。

 

このむずむず感は、眠りに入るときだけではなく、
じっと座っているときに感じることもあります。

 

歩いたり、足を動かしていると感じなくなるのが特徴です。

周期性四肢運動障害

一方、眠っているときにしか起こらない
「周期性四肢運動障害」というものもあります。

 

これは、眠っている間に頻繁に、
一定周期で脚や膝や腰、腕が動いてしまう症状です。
その動きで目覚めてしまい、不眠の原因になります。

 

むずむず脚症候群と周期性四肢運動障害は併発することが多く、
この2つの症状を合わせてむずむず脚症候群と呼ぶこともあります。

 

これらの症状は50歳以上の中高年に多く起こっており、
特に周期性四肢運動障害は
65歳以上の高齢者の4割ほどに認められると言われていて、
高齢者の不眠症の原因として重要な症状です。

 

また、妊娠中にも起こることもあります。

原因と治療薬

原因はまだはっきりとは分かっていませんが、
鉄欠乏性貧血や腎疾患、糖尿病やパーキンソン病などの疾患に
関係しているのではないかと言われています。

 

また、ストレスやカフェイン、
喫煙や肥満などが症状を悪化させることも分ってきました。

 

特に腎疾患はむずむず脚症候群の原因のひとつだと言われており、
人工透析を受けている人の6〜8割が発症しています。

 

むずむず脚症候群と周期性四肢運動障害を改善するには、
投薬治療が有効です。

 

よく使われているのは、睡眠導入剤としても使われるクロナゼパムや、
ドパミン作動薬などです。

 

腎疾患や糖尿病が原因で症状がある場合は、
まずその治療を行います。

 

周期性四肢運動障害の症状のみがある場合は、
ドパミン作動薬を寝る前や、
症状が起こったときに頓服することがありますが、
食欲不振や吐き気などの副作用があるため、
医師の指示にしたがって服用します。

 

むずむず脚症候群は、1998年の調査で分かった新しい症状で、
診断がつきにくいこともあります。

 

このような症状で悩んでいる場合は、
睡眠を専門した医師がいる病院を受診しましょう。

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