中途覚醒について

不眠症のタイプのひとつに、中途覚醒があります。

 

眠りについたのに、睡眠の途中で何度も目が覚めてしまうのです。
トイレに行きたいなど、
寝ている途中で目が覚めることは珍しい現象ではなく、
その後もう一度眠ることができれば問題ありません。

 

しかし中途覚醒タイプの不眠症では、何度も目が覚め、
目が覚めてしまった後再び入眠することができず、
そのまま朝になってしまうことがしばしばあります。

 

目安として、朝までに目覚めてしまうことが一晩に2回以上、
それが週に3回以上あるようなら、
中途覚醒タイプの不眠症である可能性があります。

 

睡眠にはレム睡眠とノンレム睡眠があり、これを決まったサイクルで
繰り返しています。
そして、中途覚醒のタイミングもそれに伴って訪れます。

 

ノンレム睡眠は深い眠りで、
レム睡眠は浅く、覚醒に近づいている眠りです。

 

これを90分サイクルで繰り返していて、
レム睡眠では眠りが浅くなっているため、目が覚めやすいのです。

 

中途覚醒はレム睡眠が訪れる、
90分のサイクルで起こる可能性が高いと言えます。

中途覚醒の症状

中途覚醒の問題点は、体が疲れやすくなったり、
頭がぼーっとするなど、
昼間のパフォーマンスが低下するところにあります。

 

夜中に何度も目覚めて深い眠りに付けず、
十分に脳や体が休めないため、疲れを感じやすくなったり
集中力が低下したりします。

 

昼間に眠気を感じてしまうのも特徴です。
可能であれば、
夜の睡眠に差支えない程度に昼寝をしてもいいでしょう。

 

夕方以降の仮眠は不眠の原因になるので、
なるべく早目の時間帯に短時間の仮眠を取るようにしましょう。

中途覚醒の原因と改善

中途覚醒の原因は、様々なものが考えられます。
トイレに行きたくなって目が覚める、部屋が暑い、もしくは寒いなど、
寝室の環境で目が覚めるなどといったケースがあります。

 

寝る前や、寝る場所の温度や環境を見直し、
ぐっすり眠れる環境作りをしましょう。

 

また、運動不足によって血流が悪くなっていて、
自律神経を乱して不眠につながっていることも考えられます。

 

過度な運動はかえって心身にストレスを与え、
さらに自律神経を乱してしまいますが、
適度な運動で血行を促進することで、
肉体に適度な疲労感を与えることができます。

 

血糖値の乱れが中途覚醒を引き起こしている可能性もあります。

 

実際、糖尿病の患者の多くが中途覚醒に悩んでいると言います。

 

血糖値が乱れると自律神経も乱れ、睡眠にも影響します。
中途覚醒の場合、
夜中に血糖値が下がりすぎて目が覚めると考えられます。

 

甘い物を控えたり炭水化物を減らすなど、
日頃から血糖値をコントロールできるような食生活を心がけ、
もし夜中に目が覚めてしまったら、
ホットミルクやプロテインなど、タンパク質を摂ってみましょう。

 

自律神経のうち、副交感神経は心身をリラックスさせますが、
この副交感神経がうまく働いていなければ、
継続して眠ることができなくなります。

 

副交感神経のバランスが悪くなるのは、
「セロトニン」という脳内物質が不足しているためだと言われています。

 

セロトニンは体内で作られており、
その原料となるのがタンパク質です。

 

ダイエットなどで肉や魚を控えている人は
セロトニンがうまく作られていないこともあります。

 

しっかりとタンパク質を摂って、自律神経の安定を図りましょう。

 

あらゆることが原因で起こる中途覚醒。
食生活や生活習慣、眠る環境を整えることで対策してみましょう。

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