不眠症のタイプについて

不眠症にはいくつかのタイプがあります。

 

まず、不眠症をその原因から分類することができます。

 

ストレスなど、特定の原因から起こる不眠を
「適応障害性不眠症(急性不眠症)」と言い、
これはストレスなどの原因が取り除かれると解消します。

 

最も一般的なのは、
不安や緊張によって眠ることができなくなる「精神整理性不眠症」です。

 

また、本当は眠れているのに、自分は眠れていない
と思い込んでいるタイプを「逆説性不眠症」と言います。

 

生まれつき眠れない人もおり、「特発性不眠症」と言われています。

 

うつ病などの精神疾患による不眠症や、
身体疾患によって起こる不眠症もあります。

 

そして薬物やカフェインなどの摂取によって起こる
「薬物、物質による不眠症」

 

生活習慣や生活リズムが原因で起こる「睡眠衛生」や
子供の頃からの習慣づけによって起こる「行動性不眠症」もあります。

入眠障害について

そして、不眠のパターンには大きく分けて4つのタイプがあります。

 

最も典型的なものが、なかなか寝付くことができない「入眠障害」です。
眠りにつくのに30分以上、場合によっては2時間ほどかかることもあり、
布団の中で眠れない時間を長く過ごしてしまいます。

 

身体は疲れているのになかなか寝付けないのは
ストレスが原因であることが多く、
一過性であればさほど問題ありません。

 

慢性的な不眠症に悩んでいる場合は、
特別な原因もなく入眠障害に陥っていることが多く、
今夜はうまく眠れるかどうか
プレッシャーを感じて余計に眠れなくなってしまいます。

中途覚醒について

一度眠りについても、途中で目が覚めてしまうのが「中途覚醒」です。
人によっては何度も何度も目が覚めてしまうこともあります。

 

中途覚醒は年齢を重ねるごとに頻度が増し、
60歳以上の人では、一晩に二回以上目が覚めるのも普通です。

 

子供から高齢者まで、トイレが近くて起きて、
そのあとに問題なくスッと眠れればいいのですが、
起きたことで眠れなくなってしまう場合はこれにあたります。

 

若い人でも中途覚醒が起こる場合は、
ストレスやアルコールの影響であることが多く、
また、悪い夢によって途中で目が覚めることもあります。

早朝覚醒について

いったん眠りについても、朝早く目が覚めてしまうのが「早朝覚醒」です。
必要以上に早く目覚め、その後眠ろうとしても眠れない場合。

 

いつもより1、2時間早く目が覚める軽い症状のものから、
午前2時や3時に目が覚めてしまう重い症状まで見られます。

 

うつ病の人にはこの早朝覚醒が多いと言われています。

 

また、次の日に重要な予定がある日などに早く目覚めてしまうことや、
恋愛中に早く目覚めてしまうこともよくあり、
気分が高揚し興奮状態にあるときに起こりやすくなります。

 

早朝覚醒は高齢者にも多く、
年を取って、体内時計が崩れることによって起こります。

 

早朝に目が覚めた場合、
目が覚めてもできるだけ横になっておくのがいいでしょう。

 

眠れないからと言って早朝から活動を始めてしまうと、
症状が促進したり、疲労が溜まったりしてしまいます。

熟睡障害について

しっかり睡眠時間が確保できているのに、朝の目覚めが悪かったり
疲れが取れた感じがしないのは「熟睡障害」です。

 

眠りが浅く、よく眠った感じがしないのです。
夢をみた自覚がある人は眠りが浅いとも言われています。
熟睡していても夢はみるのですが、
覚えていないほうが熟睡しているといえるようです。

 

熟睡できない原因の1つに、
筋肉の疲労と脳の疲労バランスが悪いことがあります。

 

例を上げるとこんなかんじでしょうか。

 

脳はたくさん使ったのに、適度な運動をしていない。
適度な運動をきちんとしたのに脳にあまり汗をかいていない。
激しい運動をしすぎて疲れすぎて、アドレナリンが出すぎている。

 

熟睡障害は本人が自覚していない場合も多く、
知らず知らずのうちに疲労が蓄積されていることがあります。

 

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