うつ病の不眠症は脳波の異常

うつ病と不眠症の関係についてですが、
睡眠とうつ病には深い関係があり、
うつ病の患者の多くは不眠を訴えます。

 

また、若いうつ病患者の中には、不眠とは反対に、
眠りすぎてしまう「過眠」の症状がみられることもあります。

 

睡眠障害とうつ病は密接に関係しているのです。
不眠はうつ病を悪化させることが分っています。

 

不眠が続くことによってうつ病を発症するケースもあるので、
「最近眠れない」と感じたら、
早めに睡眠外来を受診するといいでしょう。

 

うつ病による不眠と混同しやすいものに
「精神生理性不眠症」という種類の不眠症がありますが、
これらは全く違うものです。

 

精神生理不眠症は、
「眠れなかったらどうしよう」という思いがとても強く、
睡眠に対して強いこだわりがあるため起こるものです。

 

不眠に対する恐怖すらあるケースが多く、
布団に入ると緊張して眠れなくなるなどといった症状が特徴的です。

 

この不眠症は、
認知行動療法によるカウンセリングを続けることによって
快方に向かうことがほとんどです。

 

また、日中の運動不足が関係していることもあり、
適度な運動を続けることで改善されることもあります。

 

一方、うつ病によって起こる不眠は、
そのような精神的な問題から起こるものではありません。

 

眠れなかったら…という予期不安は、うつ病の場合は見られません。

ノンレム睡眠が正常に働いていない

うつ病の不眠の場合、
睡眠中の脳波が正常ではなくなっているのです。

 

うつ病の人の睡眠を調べたところ、
深い眠りのノンレム睡眠が減り、レム睡眠が増加している
ことが分りました。

 

通常はレム睡眠とノンレム睡眠が90分のサイクルで
巡ってくるはずですが、このリズムが崩れてしまうのです。

 

脳波がノンレム睡眠から、
すぐにレム睡眠に移行してしまうため、眠りはずっと浅く、
夢ばかりを見ている状態です。

 

眠りが浅いため早く目覚めやすくなり
午前2時や3時に目が覚めて
その後眠れなくなってしまう早朝覚醒が多くなります。

 

レム睡眠は、ノルアドレナリンとセロトニンと言う
神経伝達物質によって抑えられます。

 

ところが、うつ病になると
ノルアドレナリンやセロトニンの放出が低下するため、
うまくレム睡眠を抑えることができなくなり、
浅い眠りが続いてしまうのです。

 

このようなうつ病による不眠に対して行われるのは、
抗うつ剤などの薬物療法です。

 

また、適度な運動をすることや、
不眠症のサプリメントうつ病,不眠症によってセロトニンの量を増やすことも可能。

 

ただ、うつ病の患者に対して安易に運動することを押し付けたり
義務づけたりするのは逆効果になることがあります。

 

カウンセリングを重ね、無理のない範囲で
改善できそうなものから取り入れていくといいでしょう。

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