ストレスと不眠症の関係

ストレスと不眠はどのように関係しているのでしょうか。

 

不眠について考えるうえで、無視できない問題がストレスです。

 

入眠障害、中途覚醒、中途覚醒、熟睡障害と、
不眠症には4つのタイプがあり、
身体的な要因、精神的な要因があるとされていますが、
ストレスはどのタイプの不眠症にも深く関わる重要なものです。

 

人がストレスを受けると、心身は緊張し、自律神経を興奮させます。
ストレスによって、心と体をリラックスさせる副交感神経よりも
交感神経が優位に立ち、そのバランスが崩れてしまいます。

 

ストレスは脳にとって強い刺激となり、覚醒させる要因となるのです。
そのため、ストレスを抱えているとなかなか寝付くことができません。

 

睡眠には、浅く、覚醒に近い状態のレム睡眠と、
深い眠りのノンレム睡眠があり、
これを90分のサイクルで繰り返すことによってうまく形成されています。

 

ところがストレスはこのサイクルを短くし、
睡眠のリズムを狂わせるのです。

 

そのため深い睡眠が十分に得られなくなり、
不眠状態を作ってしまいます。

 

ストレスが原因で夜中に目が覚めたり(中途覚醒)
起きるべき時間より早く目が覚めてしまったり(早朝覚醒)するのは
このためだと考えられます。

 

また、ストレスによってレム睡眠とノンレム睡眠がうまく廻らず、
眠っているのに疲れがとれない熟睡障害が表れることもあります。

原因と対策

私たちは日常で様々なストレスを受けています。
仕事や人間関係、
ちょっとした環境の変化でもストレスを感じることがあります。

 

不安や葛藤からストレスを感じ、
それが原因で起こる不眠は、多くの場合一過性で、
ストレスが取り除かれたら不眠も解消されることがほとんどです。

 

ですが、強烈なストレスを受けたり、
常にストレスにさらされる環境に居たり、ホルモンバランスの乱れ
などによってストレスへの耐性が弱くなっている場合
持続性の不眠に陥ることがあります。

 

また、ストレスによる一過性の不眠に対して
誤った対応をした場合も、不眠が慢性化することがあります。

 

例えば、眠気を誘うためアルコールに依存してしまえば、
かえって睡眠の質を下げたり、
その後アルコールの量が増え依存状態になることがあります。

 

安易に自己判断で薬に頼るのも、
同じように依存状態に陥って不眠を悪化させることになります。

 

睡眠導入剤が有効に働く場合もあるので、
医師に相談してから服用するといいでしょう。

 

ストレスと不眠の問題は、うつ病にも関わってきます。

 

ストレスが原因のうつ病が不眠を起こしている場合もありますし、
ストレスによる不眠がうつ病の症状をさらに悪化させ、
長引かせる場合もあります。

 

いずれにせよ、これらは切り離して考えることができない問題であり、
いずれもうまく改善していかなければ悪循環を招いてしまいます。

 

うつ病を併発している場合、まずは専門医の診断を仰ぐべきです。
診察の際に、不眠の症状についても相談しましょう。

 

ストレスが関係している不眠には、早めの対策が有効です。
放置しておくと一過性の不眠が持続し、
心身を悪い状態にしてしまう可能性があります。

 

眠れない原因となっているストレスを発散したり
取り除こうと試みるのはもちろん、
それが難しい場合は心療内科や睡眠外来など、
専門医に診てもらうと安心です。

関連ページ

うつ病の不眠症ってどんな感じ?
うつ病の不眠症は一般的な不眠症とどう違うのかについて。どうすれば改善できるのかについて。
妊婦が不眠になるのはどうして?
妊娠中に不眠になるのはなぜか、妊婦の不眠症を改善するにはどうすればよいかについて。
更年期に不眠症になるのはなぜ?
更年期障害で不眠症になるのはなぜか、解消するにはどうすればいいかについて。
禁煙で不眠症から解放される?
禁煙すると不眠症が治るのかについて。
体内時計とは?不眠症との関係について。
体内時計とは何か。不眠症とのかかわりについて。時差ボケを治すコツについて。

最新記事

朝が苦手という人には