不眠症の症状について

不眠症の症状は一言でいうと複雑です。

 

睡眠障害や不眠症を診断する上では、本人の訴えが基本になります。

 

「眠れていない」「何度も目が覚める」「眠っても疲れがとれない」など、
人によって様々な症状を訴えますが、
このような主観的な症状だけでは正しく判断することが難しいものです。

 

不眠症の人は眠れないことに対してとても敏感であることが多く、
睡眠に普通以上のこだわりや囚われがある場合が多くなります。

 

そのため、大げさに言おうとせずとも、
訴えが過剰になってしまうことが多く、
本人が訴える症状だけから判断することはできません。

 

そのため、睡眠について精密に検査するには脳波や心電図を記録し
本人の訴えとともに、客観的なデータからも診断します。

自覚のない不眠症の症状

その一方で、自分では気づかないままに
睡眠障害や不眠症に陥っているケースもあります。
ですので、どんな状態になるのかを知っておく必要はあります。

 

「眠れていない」と自覚してなくても、
十分な睡眠がとれていなければ、日中の体力や気力、
集中力が下がったり、
疲れがたまりやすくなったりします。

 

原因不明の不調が、実は不眠からきていることがあるのです。
自らの不眠を自覚しづらい人もいるのです。

 

生命の維持装置とも言われる、
自律神経に乱れがある自律神経失調症などは自覚しにくく、
不眠の原因であることがあります。

 

睡眠障害、不眠症によってみられやすい症状を知っておくことで、
隠れた睡眠障害、不眠症を発見できるかもしれません。

睡眠の質に問題がある場合

睡眠障害でよく見られる症状のひとつとして、朝起きるのが辛く、
苦労するというものがあります。

 

一晩眠っても疲れが取れず、朝眠くだるいのです。

 

これは、睡眠の質に問題があることによって
起こっていると考えられます。

 

また、適切な睡眠時間がとれていても、日中にあくびが多く、
居眠りしやすい人も、睡眠の質が悪くなっている可能性があります。

 

夕方、つい眠ってしまうという場合も、同じように、
睡眠の質の低下による睡眠障害が関係していることがあります。

 

睡眠の質を下げてしまう原因となる病気として、
睡眠時無呼吸症候群という病気があります。

睡眠時無呼吸症候群とは

睡眠中に何度も、一時的に呼吸が止まってしまう症状で、
脳も体も酸欠状態になり、睡眠の質がぐっと下がってしまいます。

 

睡眠中に10秒以上の呼吸停止が1時間に5回以上あると、
睡眠時無呼吸症候群と診断され、突然死に至ることもあります。

 

一般的には肥満の人や、
首が太く短い人がなりやすいと言われています。

 

いびきをよくかく、
夜中目が覚めてしまうなど、自覚症状がある人もいれば、
家族に指摘されて分かる場合もあります。

 

症状があれば、専門医を受診しましょう。

頻尿で眠れない

不眠症のひとつの症状に、
夜中に目が覚めてしまう中途覚醒がありますが、
これは頻尿のため、尿意で目覚めている場合があります。

 

トイレで目覚めても、
その後すぐに眠ることができれば問題ありませんが、
その後眠ることができなければ、不眠症となってしまいます。

 

また、あまりに頻尿で、そのため眠ることができなくなることもあります。

 

ひどい頻尿の場合、
心臓病や、男性の場合前立腺肥大などの疑いもあります。

持病や疾患による不眠

また持病や疾患によって
不眠をおこしやすいことがある病気もありますので、
該当する方は、まず担当医に相談しましょう。

 

消化器疾患、慢性疼痛疾患、心不全、高血圧、
甲状腺機能異常、腎疾患、肝疾患、うつ病、双極性障害、
総合失調症、適応障害、心的外傷後ストレス障害、
注意欠陥、多動性障害

 

といった広範囲において不眠は関わりがあるようです。

 

睡眠障害ならではの症状と、
他の病気から起こっている症状を分けて考え、それぞれ適切に
対処することが求められます。

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